（北上山地に遊ぶ）
はるかなる草原の青 空だべか
種山に涼風よぎり若姉妹
早池峰や青野の彼方に風を呼ぶ
２０００年夏、岩手、北上山地・種山高原に遊ぶ。
みはるかす緑の世界、頬を過ぎていくみちのくの風。
なだらかに、牛の横たわるが如きの草原。
又三郎のお話が像になり、遠く早池峰を指呼している。
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（北上山地に遊ぶ） はるかなる草原の青 空だべか 種山に涼風よぎり若姉妹 早池峰や青野の彼方に風を呼ぶ ２０００年夏、岩手、北上山地・種山高原に遊ぶ。 みはるかす緑の世界、頬を過ぎていくみちのくの風。 なだらかに、牛の横たわるが如きの草原。 又三郎のお話が像になり、遠く早池峰を指呼している。 |
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（涛沸湖） 大青野オホーツクの波確かなり |
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（岩沼秋色） 宮城萩舵手の掛け声置いて行く 貞山堀と称される運河の水面に、季節の移り変わりを映し出し、まもなく、蔵王の山並がクッキリと眺められる日もやってくる。 い まだに田園の風情を残す岩沼界隈、刈り入れのシーンもそこここに存在する。 |
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（大湊、釜臥山） 秋色のむつ終点の客となり |
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（松島、瑞巌寺） 千筋に春光よぎり瑞巌寺 十一日、瑞岩寺に詣。 当寺三十二世の昔、真壁の平四郎出家して入唐帰朝の後開山す。 其後に雲居禅師の徳化によりて、七堂甍改りて、金壁荘厳光を輝し、 仏土成就の大伽藍とはなれりける。 彼見仏聖の寺はいづくにやとしたはる。 （松尾芭蕉 おくのほそ道より） |
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（柳川） 船頭の洒落唄流れ鰻食う |
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（梅雨晴間 出雲崎） 浜焼が家並に漂う梅雨晴間 |
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（遊行柳、栃木芦野に遊ぶ） 秋風の跡切れるあたり芦野かな |
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（薄紅葉 宮城鳴子） 薄紅葉風は峠を越えにけり （日経俳壇入選句・2016/10/16） |
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（色 葉 秋田鳥海山麓） 山裾の大樹の先の色葉かな |
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